介護中でも「自分の収入」は必要だった
「介護に専念したい、でも少しでも収入が欲しい…」
これは、私が50代で直面した大きな課題でした。
要介護になった母を自宅で介護しながらも、
将来の不安を考えると「何かしら副収入を得ておきたい」という思いがありました。
とはいえ、介護は24時間気が抜けません。
どう副業と両立するのか、正直最初は手探りでした。
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介護と副業の「両立」はできるのか?
結論から言うと、「両立は可能。ただしコツが必要」です。
私の場合、以下の3つを意識することでバランスを取れるようになりました。
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介護と副業を両立するためにやったこと
① タイムスケジュールを”介護中心”に組み立てる
副業に使える時間は「すき間時間」です。
私は1日のスケジュールを「介護」を最優先に組んでから、
その空白時間に副業タスクを組み込んでいます。
たとえば…
– 母の朝食後~昼食前(1~1.5時間)
– 夜の就寝後(30分程度)
など、自分で無理なく使える時間帯を探しました。
② 在宅で完結する仕事を選ぶ
介護中は、急に呼ばれることもしょっちゅう。
だからこそ、移動の必要がない「在宅ワーク」は強い味方です。
私が実際に取り組んでいる副業:
– フリマアプリ(メルカリ・ラクマなど)
– クラウドソーシング(記事作成・アンケート)
– Kindleで体験談の出版 など
在宅×単発型の仕事は、介護との相性がとても良いです。
③ 完璧を目指さず、ペースを決める
「今週は1日30分だけ作業できればOK」
「月に5,000円でも稼げたら大成功」
こうして、自分にとって無理のないペースを決めています。
続けることが第一なので、収入より“継続可能な仕組み”を重視しました。
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「介護だからこそ副業」が心の支えになった
副業は「収入を得る」だけでなく、
自分の役割や、社会とのつながりを保つためにも大切だと感じています。
介護は孤独になりがちです。
でも、副業を通じてメールのやり取りをしたり、
評価やレビューをもらったりすることで、気持ちが前向きになります。
また、少額でも自分で稼いだお金があると
「もしもの時に備えられる」という安心感も。
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バランスを取るためのマインドセット
– 「できない日があっても、また明日がある」
– 「副業は義務じゃない、自分のためにやるもの」
– 「まずは週1回からでもOK」
介護と副業を両立させるには、こうした“ゆるさ”が不可欠です。
完璧を目指さず、細く長く続けていく意識が何より大切です。
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まとめ|「介護しながら働く」は現実的な選択肢
介護と副業の両立は、簡単ではありません。
でも、「介護しかしていない毎日」よりも、
「介護もして、副業で自分の時間も少しある日々」の方が、私は心が穏やかです。
副業は、生活の一部であり、心のよりどころでもあります。
これから副業を考えている介護中の方に、私の体験が少しでも参考になれば幸いです。
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